INGING MOTORSPORT

FORMULA NIPPON ROUND 7 SUZUKA 2012年11月3日 <予選>

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予選  ▶ 決勝
天候:曇り | コース状況:ドライ
公式予選総合結果
#38 平手 晃平 Race1:11位/Race2:10位
#39 国本 雄資 Race1:14位/Race2:14位

 前戦菅生から約1カ月半のインターバルを置いて迎えたシリーズ第7戦。2台体制となって新たなシーズンを戦って来たProject μ/CERUMO・INGINGだが、鈴鹿サーキットを舞台として行われる今大会は、早くも今シーズンの最終戦となる。それだけに今季の総決算として、さらに来季に向けても最高の締めくくりとするべく、チームスタッフ、そして平手晃平、国本雄資のドライバーたちも有終の美を飾ろうと高いモチベーションを持ってレースウィークに臨むこととなったが、今大会は今シーズン最初で最後の2レース制での開催。いつも以上に“速さ”がクローズアップされる戦いに向けProject μ/CERUMO・INGINGは走行初日となる土曜を迎えた。

 11月初旬の鈴鹿。晩秋とはいえ、どんよりとした空の下で気温13〜14℃と、冬の到来を思わせるような底冷えのする寒さとなった土曜朝、午前9時35分から1時間のフリー走行が行われた。

 38号車の平手はセッションが開始して早めのコースイン。すぐに連続周回に入った平手は、1周目を1分50秒104とすると、2周目に1分48秒567。ゆっくりとタイヤに熱を入れた平手は、翌周1分41秒019をマークして3番手に。一方39号車の国本は約5分ほど経過してからのピットアウトとなったものの、こちらは1周目に1分53秒137を刻んだ後、1分42秒230で5番手につける。

 2台ともにいったんピットでセットアップに修正を加えると、まずは午前9時52分に国本がピットアウト。1分41秒112にタイムアップも、ライバル勢もタイムを上げ始めており、ポジションは11番手。足周りのセットアップなどを変えていた平手も午前9時57分にはピットを離れ、タイム更新こそならなかったものの1分41秒079をマーク。その後もピットイン&アウトを繰り返しつつセットアップを進めた2台は徐々にタイムアップしていく。

 セッション終盤、残り6分となったところでニュータイヤを履き、予選に向けたシミュレーションを行うべくピットアウトした平手。国本もこれに続き、Project μ/CERUMO・INGINGの2台はライバル陣営同様にフィーリングを確認すべくアタックラップに入って行く。ところが、平手は問題なくタイヤを温めて本格的な予選シミュレーションに入って行ったものの、その背後からアタックに向かうはずの国本は、最終コーナー立ち上がりから加速せず、レーシングスピードからはほど遠いゆっくりとした速度でホームストレートを通過していく。いよいよここからシミュレーションに、というところで左リヤの駆動系にトラブルが発生してしまったのだ。トラブルに見舞われた地点は既にピットロード入り口を過ぎていたため、仕方なく国本はゆっくりとコースを1周してピットインせざるをえず、満足にタイム計測出来ないままこのセッションを14番手で終えてしまう。一方の平手は1分40秒276をマークし6番手に浮上も、翌周にさらにタイムアップを狙うも果たせず、結局9番手でこのセッションを終えることとなった。

 ノックアウト方式で行われる公式予選は午後1時半からのスタート。変則的な2レース制の今大会は、Q1の結果がそのまま日曜午前のRace1の予選結果になり、Q2、Q3の結果は日曜午後のRace2の予選結果として採用されることとなっている。このため、Project μ/CERUMO・INGINGとしては20分間のQ1ではQ2進出となる13番手以内に食い込むことはもちろん、Race1のために出来るだけ上位タイムをマークしなければならない。

 セッションが始まると、平手、国本は早々にコースイン。ユーズドタイヤながら国本は2周目に1分41秒230をマークしてその時点での3番手に、平手は続く3周目に1分41秒140をマークし同じく4番手と、2台はまずまずの手応えを得ること。

 この走行を終えてピットに戻った平手と国本は、セッション終盤のニュータイヤでのアタックに向け、セットアップを微調整しつつタイミングをはかると、残り6分を切ったところで平手、国本は相次いでピットアウトしていく。

 まずは平手1分44秒601、国本1分47秒716とゆっくりとしたペースでニュータイヤを温めた2台。翌周に渾身のアタックを見せた平手は、1分39秒958と40秒を切って39秒台に突入し、2番手に浮上。チェッカー提示後にフィニッシュラインを通過した国本は1分40秒267と僅差ながらも、多くのマシンがタイムアップし目まぐるしくモニターの順位が変動する中で12番手に。

 13番手までがQ2進出となるため、2台揃ってのQ2進出を果たしたかに見えたProject μ/CERUMO・INGINGだったが、なんとファイナルラップに2台のマシンがタイムを大きく上げてしまい、平手は11番手でQ2進出を果たしたものの、国本はなんと14番手にドロップ。惜しくもQ1敗退となってしまう。

 続いて午後2時から7分間で行われたQ2。このセッション、1台のみの出走となった平手は、短いセッションとあってニュータイヤでのコースイン。7番目に計測ラップに入ると、まずは1分53秒664とゆっくりタイヤを温める。

 そして翌周にアタックした平手は、まずまずのフィーリングを感じながらセクターベストを重ねて行くと、1分39秒511と今日一番のラップタイムをたたき出し、この時点で7番手につける。上位8台が続くQ3へ駒を進めるこのセッション、このままならQ2突破となるはずだったが、やはりチェッカー提示後にタイムアップしたライバル勢があり平手は最終的にこのQ2では10番手に。残念ながらQ3進出を逃すこととなった。

 この結果、Project μ/CERUMO・INGINGの2台は平手がRace1を11番手、Race2を10番手からのスタート、国本は本来ならば両レースともに14番手ながら、Race1では13番手の中嶋一貴が3グリッド降格となるため、ひとつ繰り上がって13番グリッドからスタートすることに。20周のRace1は完全なスプリントレースのため純粋にマシンとドライバーの速さが試され、28周のRace2ではピットインしタイヤ交換が義務付けながら、いつものようなピットインのタイミング規制もなく、給油も義務付けではないため、戦略面での勝負がポイントとなる。ある意味、1年間の集大成をアピールするためには絶好の機会となるだけに、明日の決勝ではProject μ/CERUMO・INGINGと平手、国本の好レースが期待される。

2012年Round7 予選ドライバー/#38 平手 晃平

 「今回の鈴鹿に向けては、今年一番良かったオートポリスでのセットアップをベースにマシンを持ち込んだのですが、クルマの状況は走り始めからそれほど悪くなかったと思います。多少アンダーステア傾向があったので、フリー走行から色々ダウンフォースのレベルを調整するなどして行きましたが、予選に向けてもさらにフロントのダウンフォースを追加するなどしたところ、予選では最近の鈴鹿としてはかなり決まったな、と言えるような良いフィーリングを得ることが出来ました。それでQ1からQ2へとほとんどセッティングを変えること無くアタックしたのですが、僅かにQ3には届かず残念です。タイム的にあとほんのちょっとでQ3に行けるところだったので悔しいですが、クルマ的にはこれまでで一番良い感じですしなんとか決勝で追い上げてポイントを狙いたいですね!」

 

2012年Round7 予選ドライバー/#39 国本 雄資

 「今回は最終戦ということで期待して来ましたし、自分なりに自信を持って臨んだので、Q1での敗退はとても悔しいです。やはりフリー走行の最後にトラブルのためにニュータイヤで走れず、セットアップの細かい確認が出来なかったのが少し響いたように思います。予選にはちゃんとマシンが修復されていましたし、予選のアタック自体にはトラブルの影響はありませんでしたから、あとちょっと詰め切れていなかったのかな、という感じです。ただ、自分なりにはフィーリングも良く、アタックでは大きなミスも無かったと思うので、どちらかというと周囲のタイムが相対的に速かった、という印象ですね。決勝では13〜14番手からの追い上げになりますが、2セットニュータイヤが残っていますし、それをうまく使いつつひとつでも上のポジションでフィニッシュするべくプッシュします」

 

監督/立川 祐路

「38号車の平手に関しては、大きな問題もなくまずまずだったと思いますが、ほんの僅かなタイム差でQ3に進めませんでした。セクタータイムを見てもどこか大きく遅れているところもなく、本当に僅かずつのセクターごとの遅れの積み重ねが1周トータルでのタイム差になっているという感じで、本当にハイレベルな予選での戦いだったと思います。短い周回で難しい部分も多いと思いますが、明日の決勝ではなんとか挽回してもらいたいですね。39号車の国本は朝のトラブルでニュータイヤでのチェックが出来ないまま予選となってしまったことが影響したんだと思います。14番手でのQ1敗退は残念ですが、終わってしまったことは仕方が無いですし、タイヤは2セット残っていますからうまく追い上げて欲しいところです。明日は今年最後のレースとなりますが、2台共に思い切ってレースをしてもらいたいですし、チームの集大成とするべく大きな心で臨みたいと思います」

 
 
 
 
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