INGING MOTORSPORT

SUPER FORMULA Rd3 FUJI 2013年7月13日 <予選>

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▶ 予選  ▶ 決勝
天候:曇り | コース状況:ドライ
公式予選総合結果
#38 平手 晃平 4位 / #39 国本 雄資 2位

2013年Round3 予選 スーパーフォーミュラ第3戦の予選で、P.MU/CERUMO・INGINGの2台が活躍。チーム3年目の国本雄資が自身最高位となる予選2位を獲得し、平手晃平も表彰台に手の届く4番グリッドを手にした。
梅雨明けとともに一気に暑さの増した富士スピードウェイでは、金曜日には強い日差しが運び込まれたマシンを照りつけていた。予選日はうす雲が直射日光を遮るものの、蒸し暑さに変わりはなく、30℃近い気温のなかでまずはフリー走行が始まった。

 午後1時50分、予選Q1が開始。20分のセッションで、まずは中古タイヤを履いてマシンの状態をチェックするが、国本は計測2周目で全体のトップタイムをマークする。平手も国本に0.2秒差の5番手につけてマシンチェックを終了すると、残り時間が5分をさしたところで各車が一斉にタイムアタックを開始。P.MU/CERUMO・INGINGの2台もその中で自己ベストタイムの更新を狙っていった。1周のウォームアップラップの後、平手が1分25秒387で3番手につけると、同じ周に国本が1分25秒279で2番手に浮上。さらに平手が連続アタックで1分25秒387に自己ベストタイムを更新しトップタイムを叩き出した。惜しくも、直後に他のマシンにタイムを更新されトップ通過とはならなかったが、平手2番手、国本4番手とフリー走行以上の勢いを見せて、揃ってQ2進出を決定した。

2013年Round3 予選 10分間のインターバルの後に行われたQ2では、先にアタックを開始した平手のタイムを塗り替えた国本が、3番手でQ3進出を決定。平手も最終アタックまで自己ベストタイムを更新すると、国本と0.25秒差の5位に入り、2台ともに今季初のポールポジション争いへと駒を進めることになった。Q3でも、Q2同様に平手、国本の順でコースイン。インラップとさらにもう1周、念入りにタイヤを温めてアタックを開始した2台は、平手が1分25秒104、国本が24秒734とそれぞれ自己ベストに近いタイムをマークした。すでにタイヤのピークを過ぎたためか、国本は2周連続のタイム更新はならなかったが、平手はそこからさらにタイムを縮め、1分24秒台に入れる。この時点で国本が2番手、平手が3番手に並んでいたが、最終アタックで平手のタイムを他車が上回り、結果は4番手。平手とトップとの差はわずかに100分の8秒、国本は100分の2秒と熾烈を極める予選となった。両者ともにポールポジションを狙えただけに結果は悔しいものとなったが、決勝に向けてマシンのポテンシャルは充分で、予選上位からのスタートにチームの士気も上がっている。55周先のチェッカーをトップで迎えるべく、決勝に備える。

ドライバー/#38 平手 晃平

「フリー走行の走り始めからいい位置につけることができましたし、持ち込みの状態から、若干のアジャストにもクルマが反応してくれて、手応えを感じていました。富士はシーズン前のテストで様々なトライをしていて、その時はあまり結果は良くなかったのですが、そのテストで得られた結果をうまく反映させることができたと思います。予選でもトップを狙えるポテンシャルは十分にあったと確信していますが、Q1、Q2と周りとの差が本当に僅かで、ほんの小さなミスでも大きくポジションを落とすような状況だったので、攻めきるというよりも小さなミスもしないでしっかりとラップをまとめる方を意識した結果、4番手になりました。もちろんトップを狙っていたのでこの結果は悔しいですが、ここまでチームと一緒にやってきたことが間違っていなかったことを再確認できたことは良かったと思います。僕たちのクルマが着実にステップを踏んでいることも実感できました。明日はクリアな状況にいればいい走りができると思うので、まずはスタートで表彰台圏内に入り、そこで戦っていけるよう頑張ります」

ドライバー/#39 国本 雄資

 「フリー走行ではあまりクルマの感触が良くなかったのですが、その後エンジニアと話し合った解決策がとてもうまくいって、予選は走りはじめからすごくクルマのバランスが良くなっていました。Q1では中古タイヤで出したタイムがトップだったので、最後のアタックにも自信を持って挑めました。実はQ1とQ2のアタックでは少しミスがあったのですが、特にQ2トップとの差が僅かだったので、ポールポジションが取れるかもしれないと感じて若干のアジャストを行い、アタックもミスなくベストを尽くすことができたのですが、本当にあと少し足りませんでした。去年ぐらいから、レースウィークのところどころで速さを見せられるようにはなってきていたのですが、予選の状況に合わせきれないことが多く、結果につなげることができていなかったので、今日の2番手という結果には満足というか、良かったと感じています」

2013年Round3 予選監督/立川 祐路

「今回は出だしから調子が良かったですね。ドライバー2人はもちろんですが、チームスタッフも頑張ってくれた結果だと思います。2台揃っていい位置にいられる、しかもポールポジションでもおかしくないタイムだったことで、スタッフのモチベーションも上がっています。前戦ぐらいからクルマが良くなってきている感触はあったのですが、それを形として残せていませんでしたから、今回それを結果として出せたことはすごく良かったのではと思います。富士は抜きやすいコースとはいえ、スーパーフォーミュラはオーバーテイクの難しいカテゴリーですから、予選で前の方にいられることにはものすごく意味があると思っています。これまでは、僅差で予選順位が中断にうもれてしまうことが多く、それで決勝で厳しい戦いを強いられてきましたが、今回はその僅差をものにすることができました。この流れを明日も結果につなげたいですね。2台揃って表彰台の可能性もあるので、こういうチャンスは逃さないようにしたいと思います」

RACE CALENDER

  • ▶ R1 SUZUKA 4/13-14
     
  • ▶ R2 AUTOPOLIS 6/1-2
     
  • ▶ R3 FUJI 7/13-14
     
  • ▶ R4 MOTEGI 8/3-4
     
  • ▶ R5 INJE 8/24-25
     
  • ▶ R6 SUGO 9/28-29
     
  • ▶ R7 SUZUKA 11/9-10
     
  • ▶ SPL. FUJI 11/23-24
     
  • 2012年のREPORT
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