GT300#51 Rd1 OKAYAMA 2017年4月8日 <予選>
- ▶ 予選 ▶ 決勝
- 天候:曇り | コース状況:ドライ
- 公式予選総合結果
- #51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 / 中山雄一・坪井翔 4位
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LMcorsaとしては4シーズン目の参戦で、一昨年からの2台体制を維持したままのエントリーとなる。ただ、マシンは昨年のLEXUS RC F GT3とFerrari 488GT3の組み合わせから変更し、2台体制になった当初から目指してきたLEXUS RC F GT3の2台となった。LEXUS RC F GT3は、2015年シーズンに投入され2シーズンを掛けて熟成と進化を遂げてきた。今シーズンは外装こそ小変更にとどまっているが、足まわりやエンジン搭載位置の変更など、シャシーには大幅な改良が施され、公式テストでは欧州勢のGT3マシンに対しても引けをとらない戦闘力をみせている。
ドライバーは、SUPER GT初参戦となるTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)育成ドライバーの坪井翔と同じくTDP出身の中山雄一のコンビ。両ドライバーともにミドルフォーミュラやトップフォーミュラでも好成績を残してきた若手の有望株で、コンビネーションも良く、シリーズランキング上位への食い込みが期待される。
第1戦の岡山国際サーキットラウンドは、8日(土)と9日(日)の二日間のスケジュールが組まれていて、まずは公式練習が午前9時から1時間45分間に渡り実施された。前日の降雨の影響で路面は濡れたウエットコンディションでのスタートとなり、全車がレインタイヤを履きコースイン。51号車は、まず坪井がステアリングを握り、コースコンディションやマシンのチェックなどで数周のラップを重ねピットに入る。続いて中山にバトンタッチしたところでスリックタイヤに変更し、順調にテストプログラムを消化。タイムは1分26秒877で4番手となった。坪井も初めてレインタイヤを履くなど周回数を重ね、マシンとタイヤへの認識を深めていった。
公式練習から4時間のインターバルを経て行なわれた予選は、ノックアウト方式の2ラウンドで競われる。Q1は、GT300クラスにエントリーした30台の中でトップから14番手までがQ2に進出する。Q1は、ルーキーながら必ずQ2へ繋いでくれると期待された坪井がマシンに乗り込みコースイン。タイム計測の1周目で1分26秒432をマークし、この時点でタイムランキングのトップに躍り出る。2周目にはさらにタイムを1分26秒374まで伸ばし、チームの期待に応え6番手でQ1を突破してみせた。
続くQ2は中山が乗り込み、Q1のタイムをさらに更新する1分25秒801をマーク。Q2のセッションは他車のクラッシュにより途中で赤旗中断されるが、中断前の時点では2番手のタイムとなっていた。チームはセッション再開後に再アタックをしてもタイムアップは難しいと判断してピットでの待機を選択したが、その間にタイムを更新するマシンが現れ、2つポジションを落とすものの、堂々の4位を獲得。ニューマシンと新しいチーム体制としては、初戦から表彰台を充分に狙える4番手グリッドを手にする上々の滑り出しとなった。