SUPER FORMULA Rd6 SUGO 2013年9月28日 <予選>
- ▶ 予選 ▶ 決勝
- 天候:晴れ | コース状況:ドライ
- 公式予選総合結果
- #38 平手 晃平 16位 / #39 国本 雄資 7位
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スーパーフォーミュラ第6戦がスポーツランドSUGOもてぎで開催され、ノックアウト予選でP.MU/CERUMO・INGINGは平手晃平が16番手、Q3進出を果たした国本雄資が7番手となった。
8月に予定されていた第5戦インジェ大会がキャンセルとなったため、今シーズンのスーパーフォーミュラは全6大会でシリーズタイトルを争うこととなった。今回のSUGO含め残りは2戦。平手、国本の両ドライバーは右肩上がりで調子を上げており、終盤戦に向けてチーム全体のモチベーションも高まっている。
秋も深まり、仙台の朝は肌寒いほど。それでも予選日のSUGOは終日晴天に恵まれ、予選日朝のフリー走行は気温19℃、路面温度29℃というコンディションでスタートした。セッション開始から約8分。P.MU/CERUMO・INGINGの2台はゆっくりとコースインを果たす。トップタイムが1分7秒前半というところで、平手が1分8秒2、国本が1分8秒3というアタックタイムを記録してまずはピットに戻っていた。何度かコースインしてマシンチェック、ピットに戻りアジャストを繰り返したのち、セッション終盤で予選シミュレーションを行うと、国本は8番手、平手は16番手でフリー走行を終了した。
午後1時10分から、予選セッションのQ1がスタートした。平手、国本ともにセッション序盤に計測2周のチェック走行を行うと、アタック本番までピット待機。残り時間が10分を切ったところで一斉にコースに飛び出していった。まずはアジャストしたマシンの感触を探るために1周の計測を行うと、ニュータイヤを装着し本番アタック。国本は計測最終ラップで1分6秒698の5番手タイムをたたき出しQ2進出を決めた。一方の平手は1分7秒679とタイムが伸びなやみ、まさかの16番手。Q2進出を逃すこととなった。
10分間のインターバルを挟んで、1時40分から7分間のQ2セッションがスタート。国本は計測2周目の1アタックに集中し、ここで1分6秒338に自己ベストタイムを縮め3番手でQ3進出を決定した。この勢いのままQ3での上位を狙った国本だったが、セッション中にシフトダウンがしづらくなるという症状に見舞われてしまう。Q2までのパフォーマンスを見せることができず、結果は7番手。悔しい予選となったが、連続で見せることができている速さを武器に、明日は中団グリッドから初の表彰台獲得を目指す。
- ドライバー/#38 平手 晃平
「SUGOではここ何年か、Q3に行けることも少なくなっていました。クルマのセッティングをうまく合わせられないのか、自分のドライビングスタイルに合わせられないのか、その調子の悪さが結果として表れてしまいました。それに、ここではドライでニュータイヤのアタックができた経験が少なく、しかも今年はタイヤが変わってしまい、あまり調子のよくないところに新しい要素も加わって、上手くかみ合わなかったなという感じです。チームメイトの様子を見ると僕のクルマ自体が大きく外れているとは思わないし、それだけでこの差がつくとも思いません。ドライバーとしてこのコースにうまく合わせられなかった部分はあると思います。ただ、予選とは違って決勝レースはいいペースで走れることが多いので、SUGOはなかなか抜けるコースではないのでスタートとピットストップで前に出ることができればそのポジションを守りきっていいポジションでゴールできると思います」
- ドライバー/#39 国本 雄資
「Q3の1周目、タイヤが一番おいしいところでシフトダウンができなくなってしまいました。それで焦ってしまい、その後もミスをして上手く自分を立て直すことができませんでした。タイヤもあまりいい状況じゃなかったし、Q3ではいいアタックができなかったなと感じています。今日はフリー走行からどんどんクルマも良くなっていったし、予選でもQ1、Q2とセッティングも良い方向へ進んでいたので、上手くいけばポールポジションも狙えると思っていたのですが、非常に悔しいです。決勝に向けてはいろいろとチームとミーティングも重ねてきましたし、中古タイヤでのタイムも良かったので、レースペースはいい形で走れるのではないかと思っています」
- 監督/立川 祐路
「38号車に関しては、今回はちょっと走り出しからあまり調子が良くなかったですね。それが予選まで改善できず厳しい展開になりましたが、あきらめずに少しでも上を目指したいと思います。対照的に、39号車は朝からものすごく調子が良かったです。国本はここ数戦、予選に関して上位争いを続けているので、だいぶ頼もしく感じられるようになりました。速さが定着してきているというか、本人も自信を持って臨めているようです。今回はQ2まで本当に良かったのですが、Q3ではベストのパフォーマンスを出せずに7番手となりました。しかし、『7番手では悔しい』と、非常に高い意識を持っています。あとは、この予選の速さをレース結果につなげられていないので、今回はそれを課題として、明日はここから前を攻めていくレースをしたいなと考えています。トップを狙える可能性もあったと思うので、それをうまく結果につなげられるように期待したいと思います」