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SUPER FORMULA Rd7 SUZUKA 2013年11月10日 <決勝>

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予選  ▶ 決勝
天候:雨 | コース状況:ウェット
決勝結果
第1レース #38 平手 晃平 5位/ #39 国本 雄資 リタイア
第2レース #38 平手 晃平 7位/ #39 国本 雄資 15位

2013年Round7 決勝 決勝日は朝から雨。しかも雨脚は強まったり弱まったりを繰り返していた。スーパーフォーミュラの各マシンが第1レースのスターティンググリッドに整列しグリッドウォークが始まるころにはいったん雨粒も小さくなっていたが、フォーメーションラップとともに強まり、コース上はヘビーウェットコンディションで第1レースがスタートした。スタートと同時にコース上には激しい水煙が立ち上る。その中で4番手スタートの国本は、挙動を乱しスピンアウト。他車と接触し、第1レースリタイアとなってしまった。他にも3台が1コーナーで姿を消すことになり、荒れたレースを予感させたが、9番手スタートの平手はこの混乱を巧みに回避。オープニングラップを6番手にポジションアップして終えた。翌周には上位集団からトラブルで1台が脱落し、平手は5番手に浮上。富士ラウンド以来の表彰台を狙いに行くが、水しぶきに視界を遮られ、ペースアップを図ることができない。それでもレース序盤は奮闘し、4番手とのギャップを詰めるシーンも見せ5位でチェッカーを受けた。

 第2レースまでのインターバルは約2時間半。この間にチームスタッフは懸命の作業で国本のマシンを修復。スタート進行の最初に行われる8分間のウォームアップ走行には間に合わなかったものの、無事にスターティンググリッドに39号車を着けることができた。午前中に一時激しく振っていた雨も止んで、この頃にはうっすらとレコードライン上も乾いており、グリッド上ではスタートタイヤの選択が話し合われていた。上位集団がレインタイヤを選ぶ中、ウォームアップ走行でウェットタイヤを履いた平手の「路面の乾き具合を考えるとスリックタイヤでスタートした方がいい」というコメントからP.MU/CERUMO・INGINGの2台はスリックタイヤをチョイス。スタート直後のペースはウェットタイヤに分があったが、その差はすぐに逆転。結果、ウェットタイヤでスタートした他のドライバーも早々にピットに戻りスリックタイヤに履き替えることとなった。周囲がタイヤ交換のために戦列を離れ、平手は12周目にトップ浮上。2013年Round7 決勝国本も4番手までポジションを押し上げた。20周を終えたところで平手がタイヤ交換のためピットインし、10番手で戦列に戻ると24周目にはペースの上がらない1台をオーバーテイク。この頃になると、回復傾向にあった空模様が再び曇りだし、レース終盤には大粒の雨が落ちてくる。早々にタイヤを履き替え消耗していた上位集団のドライバーが大きくペースを落としたり、挙動を乱してクラッシュしていく中、比較的フレッシュなタイヤで走行していた平手は8番手までポジションを上げてゴール。レース後にペナルティを科され後退したドライバーがいたため7位となり、シリーズ最終戦をポイント獲得で締めくくった。

 一方の国本は、雨の状況を読みながら周回数ぎりぎりまでタイヤ交換を引き延ばした。27周を終えたところでウェットタイヤに交換。残りは1周だったが、この選択が功を奏し、平手の前でゴールすることに成功した。レース後、トランスポンダー未搭載のため1周減算のペナルティを科されたが、随所で速さをあらわしチームの進化を証明して見せた週末となった。

 

2013年Round7 決勝ドライバー/#38 平手 晃平
「予選結果があまり良くありませんでしたが、クルマの調子がいいのは分かっていたのでレースに向けて自信を持っていました。今日は雨で非常に難しいコンディションでしたし、ウェットに関しては過去のデータを参考にするしかなかったのですが、スタート直後の混乱をうまく避けたらいいポジションに行けました。ペースも悪くなく、改めて僕たちのチームのクルマは、トップの3~4台に入るポテンシャルを持っているなと実感しましたし、第2レースに向けてもさらに自信を深めることができました。第2レースはもっとコンディションが難しくなりましたが、ウェットタイヤだとスタートして1~2周でボロボロになってしまうと考えてスリックタイヤに履き替えました。タイヤが温まるまでは苦労して、2台に抜かれてしまったのは残念です。マシンバランスも状況に合わせきれなかったのか、オーバーステアが少し強かったですね。でも最善は尽くしたし、最終的に2レースともにポイントを獲れたので、いい形でシーズンを締めくくれたかなと思います。残るJAF GPですが、富士は夏のレースで表彰台に上がっているし、あの時よりもクルマのパフォーマンスも上がっています。SF13というマシンで走る最後のレースは、必ず表彰台の上で終わりたいです」

 

2013年Round7 決勝ドライバー/#39 国本 雄資

「第1レースではスタートでわずかに出遅れたために、横に並んだドライバーの動きに影響されてマシンを滑らせてしまいました。1コーナーを横切るような形で飛び出してしまったのですが、その際に他車に接触し、マシンにダメージを受けてしまったので、メカニックの皆さんに非常に申し訳なかったです。チームがインターバルの間に必死に修復してくれたおかげで第2レースのグリッドにも着くことができましたが、マシンバランスが乱れていて予選の時のような速さを出すことができませんでした。予選の内容が非常に良かっただけに、今日の結果はとても悔しいです。今シーズンは中盤から終盤にかけて速さの面ではすごく良くなってきていたのですが、スタートで出遅れてしまい、ポジションダウンや接触などで結果を出せないレースがいくつもありました。スタートでの出遅れというのを自分自身の大きな課題として克服しなければいけないと思います。シリーズ戦は終わってしまいましたが、まだJAF GPが残っています。JAF GPではこの課題を克服して、悔いのないレースをしたいと思います」

監督/立川 祐路

2013年Round7 決勝「週末を通して、うまく流れに乗れなかったかなと感じています。予選では残念な結果にはなったものの調子の良さは見せられたと思います。実力的にはもっと前のポジションにいられたはずでしたが、不運な部分があってやや後方のグリッドになってしまいました。それに加え、決勝はレインコンディション。最後もうまく結果につなげることができませんでした。しかし、きちんと実力を出し切り、毎戦こういったポジションでレースをしていれば結果は必ずついてきます。JAF GPではここまで見せられているクルマの調子や速さというものを結果につなげ、2台揃って表彰台に上がりたいと思います」

RACE CALENDER

  • ▶ R1 SUZUKA 4/13-14
     
  • ▶ R2 AUTOPOLIS 6/1-2
     
  • ▶ R3 FUJI 7/13-14
     
  • ▶ R4 MOTEGI 8/3-4
     
  • ▶ R5 INJE 8/24-25
     
  • ▶ R6 SUGO 9/28-29
     
  • ▶ R7 SUZUKA 11/9-10
     
  • ▶ SPL. FUJI 11/23-24
     
  • 2012年のREPORT
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