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SUPER FORMULA Rd4 MOTEGI 2013年8月3日 <予選>

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▶ 予選  ▶ 決勝
天候:晴れ | コース状況:ドライ
公式予選総合結果
#38 平手 晃平 10位 / #39 国本 雄資 4位

2013年Round4 予選 スーパーフォーミュラ第4戦がツインリンクもてぎで開催され、P.MU/CERUMO・INGINGの国本雄資が今シーズン唯一の予選方式となるスペシャルステージに進出。1アタックのみでポールポジションを争うスペシャルステージで予選1回目からポジションを上げ4番グリッドを獲得した。

 8月に入って最初の国内レース、しかも今回は2輪レースと4輪レースの併催イベントということもあり、ツインリンクもてぎには予選日から多くのファンが詰めかけた。連日猛暑が続いているが、この日は幾分日差しが穏やかで、朝8時30分からのフリー走行は気温25℃、路面温度35℃というコンディションでスタートした。前戦富士大会で2位表彰台を獲得した平手は、その勢いを維持してこのフリー走行で4番手タイムをマーク。クルマの反応も良く、アジャストするたびにタイムが削られていく好調ぶりを見せた。一方、同じく富士大会で自身最高位となる2番グリッドを獲得した国本雄資は8番手タイム。まったくコースキャラクターの違うもてぎで持ち込みセッティングからのアジャストに苦戦したが、終盤に履いたニュータイヤでのアタックで大きく自己ベストを更新した。予選1回目からスペシャルステージに進出できるのは上位8台。P.MU/CERUMO・INGINGの2台はスペシャルステージ進出を射程圏内に入れてフリー走行を終えることとなった。

2013年Round4 予選 そのスペシャルステージ進出をかけて争われる予選1回目は、13時5分にスタート。平手と国本の2台は30分間のセッションスタート早々にコースインし、まずはコースコンディションのチェックに入った。その後いったんピットに戻ると、まずは平手が1分34秒285にタイムを削り2番手に浮上。国本がこのタイムを上回ったところで、アタック合戦は一時休戦状態に入り、残り時間が6分を切ったところで全車がコースイン。スペシャルステージ進出をかけて最後のアタックラッシュが始まった。最後のアタックで、国本が1分33秒589で5番手に、平手が1分33秒733で6番手に入ったが、その後ベストタイムを更新するドライバーが続出。結果、平手は0.1秒差でスペシャルステージ進出を逃し10位グリッドが決定。国本も6番手に順位を下げることになったが、こちらはスペシャルステージ進出を決めた。

 予選1回目終了から15分後にスペシャルステージが開始。つい先ほどのセッションで決まった上位8台の、下位のマシンから1台ずつ1アタックでポールポジションを争うこととなる。国本の出走は3番手。まずは前の2台のタイムを上回らなければ、予選1回目より順位を落としてしまうことになるが、国本はセクター1、セクター2でわずかに全体のベストタイムを更新すると、セクター4でさらに大きくタイムを削り、1分33秒194をマークしてトップに浮上。あとは、残るドライバーのタイムを待つだけとなった。次に出走したアンドレ・ロッテラーはセクター1で国本のタイムを上回れずに2番手に、さらに山本尚貴はセクター4で遅れを取って3番手にとどまり、国本は2つポジションアップに成功した。終盤に登場した3人にはタイムを更新され、2戦連続のフロントロー獲得はならなかったが、予選順位は4番手。富士で叶わなかった表彰台獲得が十分狙えるグリッドを獲得した。

2013年Round4 予選ドライバー/#38 平手 晃平

「フリー走行の走り始めからいい位置につけることができましたし、持ち込みの状態から、若干のアジャストにもクルマが反応してくれて、手応えを感じていました。富士はシーズン前のテストで様々なトライをしていて、その時はあまり結果は良くなかったのですが、そのテストで得られた結果をうまく反映させることができたと思います。予選でもトップを狙えるポテンシャルは十分にあったと確信していますが、Q1、Q2と周りとの差が本当に僅かで、ほんの小さなミスでも大きくポジションを落とすような状況だったので、攻めきるというよりも小さなミスもしないでしっかりとラップをまとめる方を意識した結果、4番手になりました。もちろんトップを狙っていたのでこの結果は悔しいですが、ここまでチームと一緒にやってきたことが間違っていなかったことを再確認できたことは良かったと思います。僕たちのクルマが着実にステップを踏んでいることも実感できました。明日はクリアな状況にいればいい走りができると思うので、まずはスタートで表彰台圏内に入り、そこで戦っていけるよう頑張ります」

2013年Round4 予選ドライバー/#39 国本 雄資

「フリー走行では、ちょっとクルまのバランスが悪く、いろいろアジャストしたり大きめのセット変更をしたりと、出遅れた形になってしまいましたが、最後にニュータイヤを履いてアタックした時には結構フィーリングも良くなってタイムも上がったので、いい感触をつかんで予選に臨めました。Q1に向けてのアジャストが悪い方向に働いてしまって、セッション30分間のうち中盤までは下の方に埋もれてしまっていたのですが、ここでもニュータイヤでのアタックが良くて、自分が思っていたよりも速いタイムが出ました。前回は予選2番手からレースで順位を下げてしまいましたが、今回はクルマも対策してきたし、自分もしっかり準備してきたので、それがうまくいけばいい順位でゴールできるんじゃないかなと思っています。明日のレースがすごく楽しみです」

2013年Round4 予選監督/立川 祐路

「平手に関しては朝からとても調子が良かったので、Q1もそのままの流れで行きたかったのですが、つかみきれなかったですね。アタック中に前に詰まってしまったというのもありますが、午前中の流れを維持できませんでした。タイム差も(スペシャルステージに進出した)国本と大きく差があるわけではなかったので、残念です。逆に国本は、朝は今ひとつの状況だったのですが、ニュータイヤのアタックをうまく決めてタイムを出してくれました。スペシャルステージでも完璧なアタックをしたと思います。2戦続けていいグリッドからスタートできるので、明日の決勝結果に何としてもつなげたいですね」

RACE CALENDER

  • ▶ R1 SUZUKA 4/13-14
     
  • ▶ R2 AUTOPOLIS 6/1-2
     
  • ▶ R3 FUJI 7/13-14
     
  • ▶ R4 MOTEGI 8/3-4
     
  • ▶ R5 INJE 8/24-25
     
  • ▶ R6 SUGO 9/28-29
     
  • ▶ R7 SUZUKA 11/9-10
     
  • ▶ SPL. FUJI 11/23-24
     
  • 2012年のREPORT
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