GT300 Rd6 SUZUKA 2016年8月27日 <予選>
- ▶ 予選 ▶ 決勝
- 天候:晴れ | コース状況:ドライ
- 公式予選総合結果
- #51 JMS LMcorsa 488GT3/都筑晶裕・新田守男・脇阪薫一
18位/2分0秒563 -
<プロローグ>
AUTOBACS SUPER GTシリーズ第6戦「INTERNATIONAL SUZUKA 1000km」が、8月27〜28日に鈴鹿サーキットで開催された。SUGO、富士と短期間のうちにレースが続いたため、「真夏の3連戦」と呼ばれ、その締めくくりの鈴鹿は6時間近くに及ぶ長丁場とあって、最も過酷なレースとなることが多いに予想されていた。都筑晶裕と新田守男を擁し、フェラーリ488 GT3でGT300に挑むLMcorsaは、ここまで4戦すべてで完走。開幕以来続けてきた入賞は不運なトラブルにより残念ながら前回で途絶えてしまったものの、この安定感は今回の長くて暑い過酷なレースでは強力な武器になるはずである。今回はまた第3ドライバーの登録が可能とあって、普段はアドバイザーとしてチームに帯同する脇阪薫一もドライバーとして加わることに。今季最高の成績を収めることが、大いに期待されていた。
土曜日午前の練習走行は、第4戦まで新田が最初に「JMS LMcorsa 488 GT3」のステアリングを握りチェック走行を行ってきたが、前回からは都筑が担当している。これは都筑に対する信頼が、ここまでの好走によって著しく高まっていることの何よりもの表れだ。ほぼ20分間経過したところでコースアウトした車両があり赤旗中断を挟んだが、再開後も都筑が走行し続けた。その間に記した2分0秒648は、このセッションのベストタイムともなった。
続いて新田がドライブし、途中ヘアピンでのスピンはあったものの、マシンにダメージはなくそのまま周回を重ねていく。決勝を想定したセットで2分1秒690を記録したところで、2回目の赤旗が。再開後はより決勝セットを詰めるため、イン〜アウトが何度も繰り返された。ラスト10分間のGT300単独走行の時間帯から脇阪がドライブ。計測3周の短い周回ではあったが、2分2秒479を出してマシンの確認を済ませることとなった。この後に行われたサファリでも、新田はイン〜アウトを繰り返しながら、入念にセットアップを進めていた。
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前回に引き続き、Q1は都筑が担当。午前の練習走行も暑かったが、予選が始まる頃には気温33度、路面温度44度と、特に路面温度は10度以上も上がっていた。そのことが果たして、どう走行に影響を及ぼすか。
アウトラップの後、1周をウォームアップに充てて、都筑はいよいよアタックを開始する。激走する「JMS LMcorsa 488 GT3」は、まず2分0秒655をマーク。引き続き都筑はコースを攻め立て0秒563にまで短縮を果たす。そして、最後にもう一発。だが、ラストアタックは0秒905に留まった。その結果19番手となり、残念ながらQ1突破は果たせず。しかし、このQ1が終わって間もなく上位の車両にペナルティが課せられ、ひとつポジションが上がったことにより「JMS LMcorsa 488 GT3」は9列目のグリッドから決勝に挑むこととなった。