SUPER FORMULA Rd6 SUGO 2016年9月24日 <予選>
- ▶ 予選 ▶ 決勝
- 天候:晴れ | コース状況:ドライ
- SUPER FORMULA 公式予選総合結果
- #1 石浦 宏明 10位 / #2 国本 雄資 17位
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2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦がスポーツランドSUGOで開催。P.MU/CERUMO・INGINGはヨコハマタイヤで初めて挑むSUGOラウンドに苦戦し、予選結果は石浦宏明が10位、国本雄資は17位となった。
シリーズも終盤戦に突入し現在ランキング1-2を占めているP.MU/CERUMO・INGINGは、最終戦に向けてタイトル争いをさらに優位に進めるため、今回も好結果を目指してSUGOに挑んだ。今シーズンのスーパーフォーミュラはタイヤメーカーが変わったことが影響しているのか、ここまで6レースで6人のポールシッター、6人の優勝者が生まれており(第5戦が2レース制だったため、現在第5戦までで6レースが行われている)、チーム単位で見ても好調を維持し続けるのが難しいシーズンとなっている。そんな中でもP.MU/CERUMO・INGINGはここまで石浦、国本ともに1勝、2回の表彰台獲得と好調さを見せているが、そのチーム力を持ってしても、金曜日の練習走行、予選日午前に行われたフリー走行と、2つのセッションで中盤以降の順位にとどまることに。今シーズンの難しさを痛感しながら予選に臨むこととなった。
午後1時ちょうどにQ1がスタート。ピットロード出口の一番近くにピットを構える石浦と国本は先頭でコースへと向かっていった。20分の走行時間が設定されているQ1だが、セッション前半で1アタックして暫定の順位を出しておき、残り数分で最終アタックをかけるのがセオリー。そのセオリー通りまずは計測3~4周目に最初のアタックに向かうが、ここで国本が馬の背コーナーでマシンをコースオフさせてしまう。幸いエンジンも止まらずにコースに復帰した国本はそのままピットへ戻りマシンのコンディションをチェック。大きな問題もなく、ラストアタックのタイミングをピットで待つことになった。一方の石浦は、ほぼ全車がコース上にいてクリアラップを獲るのが難しい状況で暫定4番手タイムをマークすると、国本同様にピットに戻り再アタックのタイミングを待つ。残り時間が7分を切ったところで各車再びコースイン。国本は数周のウォームアップラップの後アタックし、1分6秒895と自己ベストタイムをマークした。さらに連続アタックで1分6秒411までタイムを縮めたものの、Q2進出圏内までわずか0.067秒届かずまさかの17番手となった。石浦も国本同様にアタックすると、最終ラップで1分6秒309をマークし13番手で何とかQ2進出を決めた。
10分間のインターバルを挟んでQ2が始まった。開始と同時に全車が一斉にコースへとなだれ込んでいく。ライバル勢の中にはコースアウトを喫したりピットレーンで接触があったりとハプニングの多いセッションとなったが、石浦はトラブルもなく周回。自己のベストタイムを1分5秒997まで縮めたが、結果は10位。Q3進出圏内の8番手との差は、Q1での国本よりも僅差の0.025秒だった。ほんの僅かなタイム差で勝負に敗れてしまった予選。明日の決勝ではこの結果を挽回すべく、チーム一丸で上位進出を目指す。
ドライバー/#1 石浦 宏明
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「金曜日からマシンバランスに苦しんでいました。SUGOのコース特性と僕たちのクルマとが合っていないことがそこで分かったので、予選に向けていろいろセッティングを変えてトライしたのですが、タイヤを100%使い切ることができずにずっとトップとの差を埋められないまま予選が終わってしまいました。ただここまでのセット変更の中で少し光が見えたところもあるので、明日に向けてさらにトライしてみようと思っています。このポジションからだとなかなか自分のペースでは走らせてもらえないかもしれませんが、決勝に関してはどこのコースに行っても僕たちのチームは速いので、ピットインのタイミングなどを臨機応変に対応できれば少しでも前の順位で終われるかなと思います。チャンピオンシップのことを考えても、1点でも多くポイントを獲ってレースを終えたいですね」
- ドライバー/#2 国本 雄資
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「路面コンディションが午前中のフリー走行と比べて良くなかったのですが、そんな中でもニュータイヤでコースインしてアタックしたところ、思ったよりもリヤのグリップがなくてスピンしてしまいました。クルマには何の影響もなかったのですが、この1セット目のニュータイヤでのスピンも、2セット目のアタックに関しても、上手くバランスが合わせこめなかったのかなと思っています。ここからポイント獲得圏内まで上がるのはかなり厳しいと思いますが、この中でできることをしっかりとやってあきらめずに走ることが最終戦につながると思うので、まずは明日、しっかりと走り切りたいと思います。トップに立っているときと同じ気持ちで走っていきたいです」
- 監督/立川 祐路
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「うちのクルマのセットアップとSUGOのコース相性が良くないのか、2台揃ってあまり良くない結果になりました。今シーズンここまでこういうケースはどこのサーキットに行ってもなかったので、思ったより苦しい予選になりました。予選に関してはもう終わってしまったことなので、仕方がない。明日は少しでも取り返せるようにしたいですね。チャンピオンシップのこともあるので、少しでもポイントが獲れるように。こういう苦しい時にどれだけ頑張れるかが、チャンピオンを獲れるかどうかにかかってくると思います。チーム一丸で頑張ります」
- 総監督/浜島 裕英
「新しいタイヤで新しいサーキットに来た時には、自分が思い描いていた通りにいかないこともあります。今はヨコハマタイヤにスイッチして新しい経験を積んでいるところなので、こういう結果になることもある、ということです。後方からのスタートなので大変ですが、いいセットアップが見つかれば展開も変わるはず。明日はそういうチャレンジができればと思います」