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SUPER FORMULA Rd5 AUTOPOLIS 2014年9月13日 <予選>

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予選  ▶ 決勝
天候:曇り | コース状況:ドライ
 
#38 石浦 宏明 14位 / #39 国本 雄資 2位

 シリーズ終盤戦を迎えた2014年の全日本選手権SUPER FORMULA。9月には2週間インターバルの“グランプリ・スケジュール”で2戦が予定されているが、先ずはオートポリスでのシリーズ第6戦だ。阿蘇を取り囲む外輪山の山麓に開発され90年にオープンしたオートポリス・サーキットは、オープニングイヤーに全日本F3000選手権レースを開催するなど、トップフォーミュラとは縁の深いサーキット。高低差が大きく、まるでマウンテンロードのようなレイアウトが特徴で、ドライビングだけでなくクルマのセットアップにおいてもオールマイティさが要求されるコースだ。これまで、毎年のようにレースが開催されてきたから、サーキットに関してのデータは、各チームともに豊富に蓄積されているが、今回は事前のテストもなかったから、今シーズン用のニューマシン、SF14ではレースウィークに入ってから土曜日の公式練習が初走行。ドライバーにもチームにも素早い適応力が求められる所以となっている。

 注目された土曜最初のセッション、1回目のフリー走行は午前10時から75分間にわたって行われた。レース本番用にロングラップを重ねつつ、公式予選に備えてセットアップを進める、濃密な75分間となったが、P.MU/CERUMO/・INGING SF14の38号車をドライブする石浦宏明が3番手に着けて上々の滑り出しを見せた。39号車の国本雄資は若干タイムが伸び悩んだが、それでも8番手に着け、午後の公式予選での巻き返しを期していた。

 公式予選は午後2時40分から。いつものようにノックアウト方式と呼ばれるスタイルで、最初の20分間(Q1)で19台の参加者が14台に絞られる。それぞれ10分ずつのインターバルを挟み、ともに7分間のQ2とQ3が行われ、それぞれQ1を生き残った14台、Q2に勝ち残った8台がタイムアタックを行って決勝レースのグリッドを決定する。厚い雲が空を覆っていたが、コースは完全なドライコンディション。セッションがスタートした時点では気温と路面温度はそれぞれ22℃/27℃。終了時点でも23℃/29℃と、ほぼ安定していた。Q1が始まってすぐに、クラッシュしたマシンがあってセッションは赤旗中断、午後3時に再スタートが切られている。まずはユーズドタイヤで走行し、一度ピットに戻ってフレッシュタイヤに交換。ラスト7分を切ったところで再度アタックに出て行く。全車がこのパターンで予選を戦ったが、39号車の国本は5番手につけてあっさりとQ2にコマを進めた。Q2でも国本は5番手に着けるが、トップとのタイム差はコンマ5秒以下にまで縮めていた。そしてQ3。自己ベストを更新するとともに、これまでのコースレコードをも更新した国本は、トップから0.066秒差の2位。明日の決勝レースをフロントローからスタートすることになった。一方38号車の石浦も、8番手につけてQ1は突破したのだが、そのQ1での2度目のアタックラップで他車との異常接近からスピン。自力でピットに戻ることができずQ2への出走は叶わなかった。ともに充分な速さを見せながら、国本と石浦は明暗を分ける結果となった。

 決勝レースは日曜日の午後2時45分にスタートの予定。今回は1周4.674kmのコースを46周。通常に比べてレース距離は一割強短い約220kmでガソリン補給もなければタイヤ交換の義務もない。つまり一旦スタートしたら、あとはドライバーのスピード勝負。そのためにチームでは明日に向け、マシンのさらなるセットアップに取り組んでいる。明朝、9時半から30分間に渡って行われる2回目のフリー走行で最終確認をして決勝に臨むことになる。

 

 

2014年Round5 予選ドライバー/#38 石浦 宏明

「クルマは充分に速かったのですが、最初のアタックでは直前で他車がスピンしたこともあってタイムロスしてしまいました。だからもう1周アタックしたんですが、今度は遅いクルマに引っ掛かりそうになって、それを避けようとしてスピンしてしまいました。1回目のタイムで充分Q2に進めていたので、もったいなかったですね。明日はピットインのないレースで抜くのは簡単じゃないですが、クルマは間違いなく速いので、1台でも多く抜いて上位で帰ってきたいですね」

 

2014年Round5 予選ドライバー/#39 国本 雄資

 「実はオートポリスは、これまであまり良い印象がなかったんですが、エンジニアさんから『今回はテストのつもりで(気楽に)!』と言ってもらってリラックスできました。走り始めはQ3に残れるかな? とも思っていましたが、予選に向けてクルマのセットを詰めて行ったら、それが良い方向に向かいました。明日のレースは(ピットインしないから)タイヤも厳しく燃費のデータも充分じゃないからタフなレースになると思います。もちろん、これは皆一緒。最後まで良いペース(と良いポジション)をキープしたいですね」

 

2014年Round5 予選監督/立川 祐路

「石浦は残念、というよりもったいなかったですね。(他者のスピンで)タイムロスがあっても充分にQ1突破できたのですから…。でもスピンして自力でピットに帰ってくることができなかったのでQ2では出走できず、結果的に14番手スタートとなりました。明日のレースはピットインがないので、コース上で抜くしかなくて、彼にとっては厳しいレースとなりますが、頑張って、1台でも多く抜いて上位に顔を出してほしいですね。国本の方は嬉しい結果になりました。朝のフリー走行ではタイム的に今一歩だったのですが、公式予選に向けて上手くセッティングを詰め、コンディションに合わせ込むことも出来て、Q1→Q2→Q3とタイムを上げて行くことができました。フロントローからのスタートで充分に(優勝の)チャンスがあります。何とか頑張って良い週末にしてほしいですね」

RACE CALENDER

  • ▶ R1 SUZUKA 4/12-13
     
  • ▶ R2 FUJI 5/17-18
     
  • ▶ R3 FUJI 7/12-13
     
  • ▶ R4 MOTEGI 8/23-24
     
  • ▶ R5 AUTOPOLIS 9/13-14
     
  • ▶ R6 SUGO 9/27-28
     
  • ▶ R7 SUZUKA 11/8-9
     
  • 2013年のREPORT
  • 2012年のREPORT
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