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SUPER FORMULA Rd6 SUGO 2014年11月8日 <予選>

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予選  ▶ 決勝
天候:曇り | コース状況:ドライ
 
第1レース #38 石浦 宏明 7位 / #39 国本 雄資 3位
第2レース #38 石浦 宏明 5位 / #39 国本 雄資 4位

 2014年の全日本選手権SUPER FORMULAもいよいよファイナルラウンド。JAF鈴鹿グランプリのビッグタイトルが掛けられ、レース前から随分と盛り上がっていた。開幕戦と同様、フォーミュラレースの聖地、鈴鹿が舞台。1か月前に行われた日本グランプリでのF1マシンに比べて、どのくらいの好タイムがマークされるのか、も注目のポイントとなっていた。何よりも、クイック&ライトが大きな特徴となっている現行マシンで鈴鹿サーキットを攻略するのはドライバー冥利に尽きるようで、P.MU/CERUMO・INGINGの38号車をドライブする石浦宏明、39号車をドライブする国本雄資、2人のドライバーもモチベーションを高めてのサーキット入りとなった。

 土曜日の午前9時15分から行われた1回目のフリー走行では石浦が10番手、国本は5番手につけている。全車/全チームが、それぞれのメニューを消化しながら走行しているから、このタイムやポジションが直接、公式予選や決勝の展開を左右するわけではない。10番手の石浦にとってはマシンのバランスは悪くなかったようだが、むしろ5番手につけた国本の方が、マシンのフィーリングに悩んでいたのは皮肉というか、対照的な2人だった。

 公式予選はいつものようにノックアウト方式だったが、今回の決勝は2レース制となっており、Q1の結果でレース1のグリッドが決定。Q2、Q3とすべてのセッションを終えた段階でレース2のグリッドが決まることになっている。予定通り午後1時30分にQ1が始まった。厚い雲が空を覆っていたが、この時点でのコンディションは完全ドライ。気温と路面温度はそれぞれ19℃と20℃だった。石浦と国本はそれぞれ、最初のアタックで1分39秒197、39秒561をマーク。この時点で5番手、7番手に着けた2人はピットに戻りフレッシュタイヤに履き替え、ラスト7分を切っていよいよラストアタックとなる。ここで1分38秒231をマークした国本は、この時点でトップとなり、38秒506まで詰めた石浦がこれに続く。P.MU/CERUMO・INGINGの2人がトップを独占したかに思われたが、その後タイムアップしたドライバーもあり、最終的には国本が3位でセッションを終え、レース1での3番手グリッドをゲット。一方の石浦は、国本とはコンマ2秒の僅差だったが、しびれるほどの接戦で、結局7番手からレース1をスタートすることになった。 Q2では、期待ほどでなかったQ1のセッティングを朝のフリー走行と同じものに戻して臨んだ石浦が、1分37秒台に入る見事なトップタイムをマーク。一方国本は、Q1での自己ベストを更新できなかったが6番手でQ3進出を果たしている。こうして迎えた最終セッションのQ3では2人揃って1分37秒台に入れ、37秒862をマークした国本が4番手、石浦が37秒900で5番手に続いた。

 明日の決勝レース、20周の超スプリントで争われるレース1は午前10時10分にスタートする。28周と少しレース距離が伸びピットインも必須となるレース2は午後3時にスタートの予定。スタートしたら、あとはドライバー任せの超スプリントと、ピットインが義務付けられているレース。1日で、違ったパターンの2レースが楽しめるため面白さも2倍! 2人のドライバーはチャンピオン争いもさることながら、シーズンを締めくくるレースを「勝って終えたい!」とキッパリ。ファンにとっては堪えられない1日となるはずだ。

2014年Round6 予選ドライバー/#38 石浦 宏明

「フリー走行とはセッティングを変えて臨んだQ1では、上手くなかったですね。それでQ2にはフリー走行と同じセットに戻して出て行ったのですが、トップタイムを出して、クルマのパフォーマンスを再確認できました。ただ、これまでもそうだったのですが(Q3になって)コンディションが良くなったときに合わせきれない…。残念ながら、最終戦でも、この状況を変えることはできませんでした。4列目と3列目ですか…。明日は雨になる予報もあって、(前を行くクルマが上げる水しぶきで)視界が悪くならないグリッド、せめて2列目からスタートしたかった。でもスタートで何とか前に出て、雨になっても視界のきれいなところで走りたいですね。シーズン最後のレースなので、何とか勝って終わりたいですね」

 

2014年Round6 予選ドライバー/#39 国本 雄資

 「朝の走行ではポジション的にはともかく、トップとのタイム差も大きく、タフな週末になるなぁ、と思っていました。でも予選に向けてセッティングを変えて行ったのが、方向的にとてもよかったみたいです。ドライビングで詰めようともっていたところもちゃんと詰めることができました。もちろんポールポジションを狙っていたし、それが獲れなかったのは悔しいのですが、自分的には思い通り、やるべきことがすべて出来た予選になりました。鈴鹿は、なかなか簡単には抜くことができ難いサーキットで、特にレース1はピットインもないから厳しい。でも何とかスタートで前に出ることができれば、優勝だって狙える位置だと思うし、ともかく最後までベストを尽くして、勝ってシーズンを終えたいですね」

 

2014年Round6 予選監督/立川 祐路

「毎回、トップが見える位置で走っているんですが…。Q1では国本が3番手につけることができました。Q3でも4番手で、2レースともに優勝も狙える位置だから、是非頑張ってほしいですね。一方、石浦の方はQ1でセッティングを変えて臨んだんですが、失敗だったかな…。でもセッティングを戻して臨んだQ2ではトップタイムをマークして、こちらもマシンのポテンシャルを証明してくれた格好なりました。ただQ3ではちょっと伸び悩んで、国本に次ぐ5番手。ただレース2はピットイン(タイヤ交換)もあるし、雨の予報もある。スタートが得意な彼なら(優勝も)狙えると思う。シーズン最後のレースだから良い結果で終わりたいですね」

RACE CALENDER

  • ▶ R1 SUZUKA 4/12-13
     
  • ▶ R2 FUJI 5/17-18
     
  • ▶ R3 FUJI 7/12-13
     
  • ▶ R4 MOTEGI 8/23-24
     
  • ▶ R5 AUTOPOLIS 9/13-14
     
  • ▶ R6 SUGO 9/27-28
     
  • ▶ R7 SUZUKA 11/8-9
     
  • 2013年のREPORT
  • 2012年のREPORT
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